引用元:https://www.mnm.co.jp/
| 会社名 | 三菱長崎機工株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 長崎県長崎市深堀町1丁目2番地1 |
| TEL | 095-871-2211 |
産業や社会を支える技術を磨き続けてきた三菱長崎機工は、環境と人の両方に寄り添うものづくりを実現しています。再生可能エネルギー分野への積極的な取り組みや、設計から出荷までを一貫して行う体制、徹底した品質管理など、信頼に基づく製品づくりを追求している企業です。本記事では、その技術力と強みについて紹介します。
再生エネルギーと人を支える技術力
長年にわたり産業の発展を支えてきた三菱長崎機工は、機械やプラントの設計・製作を軸に多彩な分野へと技術を広げています。時代の変化に対応しながら、環境にやさしい製品づくりと人を大切にする経営を両立させている企業です。以下では、その取り組みや特徴について紹介します。
社会を支える多彩な製品ラインナップ
三菱長崎機工では、鍛圧機械や一般産業機械、鉄構品、環境リサイクル機器、海洋機器など、基幹産業を支える幅広い製品を手がけています。特に近年は、廃棄物の再利用を促す環境リサイクル技術に注力しており、複数の金属を効率的に分別できる磁力選別機のラインパッケージ化を進めています。これにより、再利用率の向上と環境負荷の低減を両立しているのです。社会インフラの整備から環境対策まで、多様な領域で活躍しています。
再生可能エネルギー分野への積極的な挑戦
風力発電が注目される中、三菱長崎機工では洋上風力発電関連機器の製作に力を入れています。洋上風車設置作業船(SEP船)向けの大型ターニングロールや関連機器、風力発電タワーやモノパイル、トランジッションピースの製作などを通して、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。また、圧延技術の改良にも取り組み、ミニマムフローアイドリングによるエネルギー低減や圧延精度の向上で生産効率を高めていることも特徴です。こうした技術革新が、持続可能な社会の実現を支えています。
人を大切にする健康経営への取り組み
三菱長崎機工では、「人材こそが最大の経営資源」という考えのもと、労働組合と協力して「健康経営」に取り組んでいます。疾病予防や早期発見の促進、ストレスチェックによるメンタルヘルス対策、社員間交流の活性化、運動や食生活改善などの健康増進策を進めるなど、従業員が安心して働ける環境づくりを推進。技術だけでなく、人の健康と成長を支える姿勢も、企業としての大きな強みとなっています。
一貫体制が生み出す確かな品質と信頼
三菱長崎機工は、設計から出荷までを自社で行う一貫体制を強みとし、確かな技術力と豊富な実績で多くの産業を支えています。ここでは、その主な強みを紹介します。設計から納入までを担う一貫した生産体制
三菱長崎機工では、製品の設計から製造、組立、試運転、出荷までを一貫して行える体制を整えています。10,000トンプレスや大型ターニング設備などを備え、大型構造物や精密部品の製作にも対応可能です。さらに、広大な工場内での試運転や最終確認を行えるほか、専用の岸壁を利用して大型製品を直接出荷できるのも大きな特徴です。このような体制により、短納期や高品質といった多様な要望に柔軟に応えています。
技術開発で進化を続ける設計力
油圧技術や制御技術の開発にも力を入れており、省人化や自動化の実現を通じて生産性と品質の向上を図っています。応力解析を取り入れた設計により、安全性と耐久性を両立し、顧客の要望に的確に応える製品づくりを追求しているのです。常に新しい技術を取り入れる姿勢が、長年の信頼を支える基盤となっています。
充実した製造設備と国際規格への対応
製造面では、西日本最大級の大型ターニング設備をはじめ、切断や溶接など多様な加工設備を保有しています。極厚曲げに対応できるプレス機によって、大型かつ高精度な製品製造が可能です。また、圧力機器の分野ではASME S、U、U2、U3といった国際認証を取得し、世界基準の品質管理体制を確立しています。技術と信頼の両立こそが、同社のものづくりの真価といえます。
信頼を生む確かな品質管理と保証
三菱長崎機工では、長年培ってきた製造技術に加え、厳しい品質管理体制を整えることで、高品質な製品を安定的に提供しています。国際規格に基づく品質マネジメントや自社製品を活用した試験設備を導入し、技術と信頼を両立させている点が大きな特徴です。ここでは、その品質へのこだわりと体制について紹介します。
国際規格に基づいた品質マネジメント体制
三菱長崎機工では、ISO9001に準拠した品質マネジメントシステムを確立しています。お客様からの声を反映しながら、継続的な改善を重ねることで、常に満足度の高い製品とサービスを提供できる仕組みを整えているのです。この取り組みにより、製造の各工程で高い精度と信頼性を維持し、長期的な品質保証を実現しています。
自社製設備による実証試験と開発体制
工場内には、自社製のリングローリングミルを導入し、製品開発や試圧延の実験を行っています。さらに、隣接するハンドリングマニプレータにより、実際の製造ラインを想定した見学や検証も可能です。これらの設備は、技術開発の促進だけでなく、お客様のニーズを反映した実践的な製品づくりにも役立っています。
高圧機器や各種検査体制の充実
高圧機器の製造においては、1,000MPaを発生させる専用ポンプを保有し、ASMEの各種認証(S、U、U2、U3)に対応しています。高圧ガス保安法にも基づく厳格な基準のもとで試験や検査を行っているのです。また、カントバック分析装置や材料引っ張り試験など、多様な検査設備を活用し、お客さんの求める品質に確実に応える体制を整えています。




